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結城さくら

Author:結城さくら
好きな漫画は巨人の星、
ジパング。
好きな歴史人物は坂本龍馬
及び幕末の志士。
帝國軍人。
好きな歌は軍歌、
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桜花舞う国
さくらの興味のある事だけを徒然なるままに記すブログ。 プロフィールを読んで頂き、興味を持たれたのなら先を読んでください。
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2008.07.24(Thu)




2008/07/24 11:40 | | | Top↑
愛と誠における恋と愛3
2008.04.04(Fri)

では早乙女愛の「愛」は偽物だったのか、偽善者だったのか?
一概にそうとも言い切れません。
彼女は自分なりに私情を殺して蔵王権太の為に
利他的な行動をしたのだと思います。
彼女の行動基準は「聖母マリアであったならどのような行動をとるか」
とと言うことにあると思います。
マリア様を尊敬しお手本にしているのでしょう。
早乙女家の大豪邸から家出するときも必要最低限のもの意外は
マリア様の肖像画でした。
聖母マリアの「見返りや損得勘定のない無償の愛」のつもりで
蔵王権太に接したのでしょうが
無償の愛と全許容とは似て非なるものです。

全許容・・・文字通り相手の全てを受け入れてしまう事。
       良い事も悪い事も無差別にすべて。

無償の愛・・・相手の人間の本質を受け入れ、愛し慈しむ。
        相手の為を思えば、悪い事は決して見逃さない。
        罪を憎んで人を憎まず。

聖母マリアの像は腕の中のキリストを優しく抱いて
暖かい眼差しで微笑みかけていますが
それと同時に足元の蛇を踏みつけています。
蛇はキリスト教ではアダムとイブをそそのかした悪の象徴です。
愛を与えながら悪に対しては断固として認めない強い意志を表しています。

早乙女愛は無償の愛と全許容を混同しているのでしょう。
精神が純粋であるからこそ、その間違いに気づきにくく
また行動に移してしまうのだと思います。
以上のことから彼女なりの「愛」の形であり決して偽善ではないといえます。

しかし、その彼女なりの「愛」はかなり周りの人を巻き込む結果になっています。
太賀誠を青葉台に引き入れた事がそうです。
自分の為に人生を狂わせてしまった太賀に償うつもりであったのでしょうが、
そのためにボクシング部、ラグビー部と太賀が抗争することになり
多くの怪我人を出し(ボクシングができない拳になった人もいた)
品の良いブルジョア学校にタイガーグループなどという不良グループができたり
などなど・・・・・・周りに多大なる迷惑をかけています。
太賀誠自身も青葉台に行く事に対して嬉しく思っていなかったようですし・・・。
彼女なりの「愛」も度が過ぎると悲惨な結果に終わります。
そういえば早乙女愛の「愛」が人の為になった事ってあまりないですね。
大抵悲惨な結末につながっていく、なぜでしょう?
彼女は純粋な動機で(間違った方向でも)人の為と思って
やっている事なのに気の毒です。


早乙女愛に関してはあまり恋の要素が見受けられないと思います。
太賀誠に対しては恋というより償いに近い形、
必死に彼女なりの「無償の愛」を
与えなければならない対象であったのではないでしょうか。
早乙女愛にとって太賀誠とは憧れの人であり、
幼き日の白馬の王子様であり、
そして「無償の愛」を与え続ける義務を課せられた、
言わば精神修行の為の存在なのでしょう。
償いというのはきっかけに過ぎず、
どれだけ彼に尽くせるか自分に課しているように思えます。
最終的には恋愛に近いところまで進んだのかもしれませんが、
本来彼女は高潔な人柄なので
あまりそういうことに興味をしめさない性格だと思います。
恋だ何だというよりはお節介焼きのような感じです。

日高美奈+幼さ+未熟さ+勘違い=早乙女愛。
美奈さんを未成熟な子供にした性格が早乙女愛だと思います。

以上、長々と解説しましたが 愛と誠編 完



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2008/04/04 00:37 | 漫画 | Comment (0) Trackback (0) | Top↑
愛と誠における恋と愛2
2008.04.04(Fri)

前回は蔵王権太と高原由紀の感情について考察しました。
今日はヒロインの早乙女愛について考察します。
早乙女愛…名門・青葉台学園が誇る清純少女、
天使のような慈愛の心の持ち主、
岩清水弘を始め周りの人の評判良く、
本人も聖母マリアを手本に生きている。
心優しく非の打ち所のない女性と認識されています。

さて、彼女は愛に殉じて生きていたのか。
利他愛であったのか・・・。

私は早乙女愛が純粋に愛に殉じていたかと問われたら
素直にそうとは言い切れません。

蔵王権太が高原由紀の命令で
早乙女愛を襲撃した事が周りにバレて
蔵王が少年院に送られようとしていたときの事です。
父・蔵王与平に権太の生い立ちとその母親の悲しい逸話を聞かされ、
同情してしまい「利他愛」のために
「自分が蔵王権太をけしかけて
ひどい行いを誘発させた」と全校生徒の前で発表し
全ての罪を早乙女自身で被り
蔵王権太の少年院行きを阻止しました。
その後クラスメートからリンチまがいの事をされかけましたが
耐えて自分の敵だった蔵王を必死に守りぬきました。
その早乙女愛の純粋な心を父・与平も絶賛していました。

これを素直に受け取れば彼女こそまさしく愛に生きた人であると理解できるでしょう。

しかし、蔵王権太が早乙女愛に対して行おうとしていた事は
紛れもない「犯罪」なのです。住居不法侵入、傷害未遂・・・
早乙女愛の行動は犯罪を許容したものではないでしょうか。
彼は以前にもそれに近い犯罪を由紀の命令で数多く犯してきました。
それに対する罪を政財界の影の黒幕、蔵王与平の息子というだけでもみ消され
反省する機会を失ったまま、善悪の判断のつかぬまま人生を送ってきました。
少年院に行くという事は彼のこれからの人生において転機になると思います。
今までの行動がどういうものであったのか
自分が今まで人にどういう思いをさせたのか。
じっくりと考え、反省する為の良い機会です。
ここで反省し少しでも考える事ができたなら
彼は自分のしてきたことを素直に受け止め
更正しその後の人生はかなり変わっていたことでしょう。
残念ながら、与平の甘やかしと早乙女愛の同情によって
蔵王権太はその機会を失われてしまいました。
つまり、彼はこれからも反省することがないわけです。
そのまま善悪の判断もつかず罪を重ねてしまう可能性が残されたままなのです。

早乙女愛は「利他愛」を勘違いをして蔵王をかばった為に
彼の反省する機会を奪ってしまいました。
これが「愛」と言えるでしょうか。
本当に蔵王権太に情けをかけるつもりならば
与平がなんと言おうとどんなに本人が嫌がろうと
心を鬼にして蔵王権太を少年院送りにするのが
愛する人の行為だと思います。

3へ続く


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2008/04/04 00:36 | 漫画 | Comment (0) Trackback (0) | Top↑
愛と誠における恋と愛1
2008.03.26(Wed)

まだ【巨人の星の思い出 後編】が残っていますが、
ふと愛と誠について気になったので記事にします。

「愛は平和ではない。愛とは戦いである。武器のかわりが誠実(まこと)であるだけで、
それは地上におけるもっとも激しい、厳しい、自らを捨ててかからねばならない戦いである。
我が子よ、このことを覚えておきなさい・・・」
   ネール元インド首相の娘への手紙

愛と誠のテーマである
「愛とは戦いである」という言葉・・・
私は疑問を感じます。
世間では「愛と恋」という似ているようで違う言葉が存在しますが、
私が思うに「愛と誠」の物語のなかで恋の範囲を越えた人物はほぼいないと思います。
代表的な人物では高原由紀や蔵王権太などです。

愛とは無尽蔵にわきあがる限度のない、人間における最も崇高な感情です。
平和な感情です。
争い、戦いにつながるのは愛ではなく恋の方だと思います。
愛と恋というと世間では混同されがちですがその方向性は全く違うものになります。
恋は自分が中心となることが多い感情です。
そこで主体となるのは相手ではなく自分。
熱しやすく冷めやすいのが恋の特徴です。
そこの気持ちの根底は相手が好きというよりも
相手が好きでいると気持ちいい、気持ちよくなっている自分が好きというところです。

恋は自己愛であり、愛は利他愛です。


・蔵王権太
自分の気に入らない相手に対して度の行過ぎた非人道的な暴力を振るう
影の大番長・高原由紀を制止せず
彼女の為と勘違いをして助っ人をしていました。
由紀さんに喜ばれたいための行動でしょうが、
そのような行為が高原由紀の将来のためになるとは考えられません。
いつか彼女が正気に戻った際に必ず後悔する日が来るでしょう。
そのときになれば彼女は太賀に惚れたときの様に自殺してしまうほど
苦しむ事になると思います。
彼女の為を思えばこそ命を張ってでもやめさせるのが
本当に愛する人の行為だと思います。
私の憶測では蔵王は由紀さんに嫌われるのが怖かったのだと考えます。
硫酸を被ってでも誠を貫こうとした彼がそんな事を考えるのかと思われる方も
いらっしゃるかもしれません。
しかし、最終時点ではそのように完成された思いが
あったのかもしれませんが、初期の頃からそこまでの気持ちに至っていた事の
証明にはならないと思います。
彼には自分にとっての由紀さん(偶像の)が全てだったから
神様のような存在だから彼女から嫌われると言うことは死刑宣告に等しい
ものなのでしょう。
だから本能的に恐れていればこそ彼女のためにならなくとも
宣告を逃れる為に助っ人をしたのではないでしょうか。
つまり自分>由紀だったということです。
愛(真心)ではなく我が身かわいさを捨て切れなかった恋だと思います。

・高原由紀
太賀誠に惚れた際、早乙女愛を襲撃しようとしました。
自分が失ってしまったもの(美貌)を持っている早乙女が
妬ましく、また誠の気を引こうとしている態度が気に入らなかった
という事が原因でしょう。
自分の欲望を叶えるために人を不幸にしても良いという発想は
愛(真心)からくるものではないと思います。
昼ドラのような女の本能に近い恋心に思えます。
学園一の美少女で女王様だったのですから
美しい早乙女に対して抱く感情は狂おしいほどでしょう。
なんとなくかわいそうな人です。

愛は争って奪い合うものではないと思います。
愛は真ん中に心(真心)を書きます。
恋は下に心(下心)を書きます。
真心は戦いを生みません。
真心とは即ち陰徳です。
(陰徳の詳細は「美奈と圭子」の記事にて)

その意味で上記の二人の感情は恋であって愛とは言えないと思います。
愛と誠にはこのタイプの人がほとんどです。
では、ヒロインの早乙女愛の場合はどうなのでしょうか。。。

2へ続く




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2008/03/26 00:50 | 漫画 | Comment (0) Trackback (0) | Top↑
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2007/02/25 19:32 | 漫画 | Comment (0) Trackback (0) | Top↑
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